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【書評】ブランド人は個人と会社を強くする

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【書評】ブランド人は個人と会社を強くする

この本を読んだ動機

TwitterやインスタグラムなどのSNSで個人が自由に発言ができる社会で、個人の影響力があらわになってきています。

この「個人中心経済」で勝ち残るには自分自身をブランディングしていくことが重要です。

著者の田端信太郎さんは時代の最先端企業を渡り歩き、自身のブランドを打ち立てています。

そのブランディングに興味が湧き、本を手に取りました。

こんな方におすすめ

パーソナルブランディングに興味がある方は、本書でのブランド人になるための心得が参考になると思います。

また会社員でキャリアアップするための行動すべきことも本書で示されています。

また自分の名を上げる方法ためにSNS(主にTwitter)を利用した情報発信についても本書で語られています。

ブランド人とは何か

ブランド人への階段を上る前に考えるべきことがあります。

それは汗水自体には価値がないことです。

「働く」とは人の心を動かすと書きます。

今日の自分の仕事は誰を喜ばせたのか?考えることが大事です。

そのため、汗水を垂らして働くこと自体には価値がありません。

給料を我慢料としてもらうような労働は辞めましょう。

人を喜ばせるサービス精神やスペシャリストになるといった意識改革が必要です。

「無礼者で構わない」といった割り切りも時には重要です。

年賀状の出さなければ無礼ですが、手間がかかる非効率さがあります。

そして貰った相手が本当に喜ぶのか疑問があります。

面倒くさいことは罪ではありません。

面倒だからこそ、余計な仕事として削る工夫が生まれて、浮いた時間を本来やるべき仕事に振り返ることができます

 

量をこなさない人間がブランド人になることは絶対にありません。

量は質に転化します。千本ノックを2年くらい続ければ、誰でも己のリミッターが外れてキャパシティは広がります。

汗をかくこと自体に意味は何もありませんが、汗をかかないとブランド人にはなり得ません。

優雅に見える成功者の表面だけをなぞってはいけません。

 

ブランド人への道は名乗りを上げるところから始まります。

金魚鉢の中にアクリル板を入れて、片方だけに金魚を寄せます。

金魚は向こう側にいけないと気づき、片側だけで暮らします。

あるときアクリル板をとっても、金魚はそのまま水槽の片側で暮らします。

どうせ向こう側にはいけないという「学習的無力感」が働いています。

この学習的無力感による思考停止になってはいけません。

この金魚たちが再び金魚鉢全体を泳ぐには新しい金魚を入れることです。

アクリル板の存在を知らない金魚は金魚鉢全体を動きまわります。

これをみた最初の金魚が反対側に行けることを認知します。

このように経験や知識のなさが逆に新しい金魚としての役割を果たします。

時代遅れの成功体験に固執しない忖度する金魚には絶対にならないことが大事です。

 

ペーパーテストで成績が良い「偏差値秀才型」の人間は世の中に沢山います。

そのため、優秀さはAI時代にコモディティ化します。しかし人間性としての面白さは絶対にコモディティ化しません。

人はどうなるかわからない予測不可能なことにワクワクします。

優秀な人より面白い人の方が「強い」のです。

武勇伝を残して、正しいよりも楽しい道を、賢いよりも面白い道を選んでみましょう

 

自分が何を知っているかよりも、自分が誰に知られているかを問いましょう。

クリエイティブな仕事で、品質を客観的に定義することは難しいです。

その時に漫然と「いいものを作ろう」と思って仕事をしても、ブランド人への道は開かれません。

一方で一流と呼ばれる人やインフルエンサーが一言褒めれば、無名の商品や人が一瞬で有名人になります。

トップオブトップに知られることで、芋づる式で自分の名が知れ渡ります

 

ブランド人とは人であり、人として真っ当であることが求められます。

ズルをしたり誤魔化したりするとブランド人の道は断たれます。

誰にでも敬意と感謝と誠実さをもって接する人間でいてこそブランド人です

裏表がなく、人間性を丸出しで生きるからこそ応援が集まります。

いざという時にプライドを捨てられない人は信頼されません。

プライドを示す英単語はConfidenceSelf-esteemがあります。

自分が信じる自分の強さ(Confidence)を持ち、変なエリート意識(Self-esteem)は捨てましょう 

ブランド人は個人と会社を強くする

会社の看板より個人の名前で活躍する「ブランド人」の時代が到来しつつあります。

ブログやSNS、Youtubeなどのメディアを通じて個人が発信し収益を上げている「ブランド人」が多くなっています。

タイトルには「会社の奴隷解放宣言」とあります。

会社に使われる側ではなく、自身が「ブランド人」になるために使い倒す側として大きく利用することを推奨されています。

しかし、私はこの「会社を使い倒す」スタンスは結局のところ「会社を強くする」ことにつながると考えています。

「会社を使い倒す」とは、会社の資産や知名度(ブランド力)などの資源を利用することを指しています。

会社を使い倒し、大きなことを成し遂げた場合に、本人のブランド力は向上します。

そして会社に属している以上、会社のブランド力の向上にも寄与するはずです。

成長している企業は、必ずブランド人の活躍が背後にあります。

カリスマ性のある経営者でなくとも、複数の「ブランド人社員」が関与していると思います。

自身がブランド人となるために会社を使い倒すという発想は自己中心的にも捉えられると思います。

会社員個人が「従属的な思想」であれば、企業の成長が期待できません。

個人が会社という資源をうまく使うことで、個人と会社の成長につながると考えています。

まとめ

ブランド人になるためには、会社員やフリーランスなど自分の置かれる環境に関係なく「行動あるのみ」です。

財務諸表やPOSデータなどの数値ばかりを見て、現場を見ない人間は取るべき選択を誤る可能性があります。

保守的にならず何でもやってみる、若い連中の元へ降りる、新しいものや流行りものを体感することが大事です。

これらの行動力と自身が感じるワクワクや欲望、熱狂が組み合わさることで「ブランド人」となり、最前線でビジネスを行うことにつながると感じました。

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Yuko

自己投資、読書、資産形成、旅行で 豊かなワークライフスタイルを目指す 中流サラリーマン /建設業 /MEP Engineer /maneger /経営学修士MBA /大阪在住

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