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【一級建築士試験】製図を速く仕上げる方法7選

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【一級建築士試験】製図を速く仕上げる方法7選

悩んでいる人
製図を仕上げるのに時間がめちゃくちゃかかる(泣)
どうしたら速くなるのか知りたい!

このような疑問について、2020年に一級建築士製図試験に合格した私がお答えしたいと思います。

私は作図のボリュームにもよりますが、1時間半から2時間15分くらいで図面を仕上げることができます。

下の写真の図面は2時間00分で作図しています。

そんな私が図面を早く仕上げるために実践している7つのコツを紹介します。

目次

1.動作を早くする

2.手を止めない

3.エスキス用紙を見ない

4.消さない

5.移動距離を短くする

6.道具は定位置に置く

7.テンプレートをなるべく使わない

おすすめの道具

まとめ

動作を早くする

当たり前のことですが、手を早く動かすと製図を早く仕上げることができます。

例えば柱を描くときの補助線は、「シャー、シャー」ではなく、「シャッ、シャッ」という漢字です。

部屋中にそのスピード感が響き渡るくらいで勢いよく、2平面一気に書きます

力を入れてしまうと、線が濃くなり補助線の意味がなくなります。

ペンを軽く持って、ペンの重さで線を描くようにしてください。

柱を描くときはテンプレートを使いますが、「ココココ、ココココ」ではダメです。

カコッ、カコッ」と素早く書きましょう。

手を止めない

手が止まっていると製図を仕上げる時間が遅くなります

単純な話ですね!

では、なぜ手が止まるのか?

原因を自分の作図を振り返り、思い出してみてください。

大きくは下の3つに分けられると思います。

ポイント

  • 図面を見ている。
  • 次に何を描くのか考えている。
  • 間違いがないか、不安に思っている。

次に何を描くのか考えている時間はありません。

作図手順は頭に入れておきましょう

階段やトイレ、エレベータはある程度パターン化されると思います。

何度も書いてパターンを手にしみ込ませて、考えなくても書けるようにしましょう。

エスキス用紙を見ない

作図のためのエスキス用紙ではありますが、なるべく見ないようにしましょう

タイピングのように、見ながら描くことはできないので、どうしても手が止まります。

エスキス作成の段階で図面をなるべく記憶に留めておきます。

当然、全てを覚えておくことはできないので、図面の下書きをすると思います。

下書きをした後は「絶対にエスキス用紙を見ない」と、心に誓い下書きしてみましょう。

下書きでエスキス用紙を見て、作図でも見ていると2回手が止まってしまいます。

下書きはフリーハンドにすることで、見ながら手を止めずに描くこともできると思います。

そうすると劇的に作図スピードが早くなります。

消さない

一度描いたものを消しゴムで消して再度作図すると、かなりの時間が失われてしまいます

また、作図の勢いも途中で途絶えてしまいます。

極力消さないように心がけましょう。

消さないためには、下書きの段階でいかに「間違えないための情報」を図面に書き込むかがポイントになります。

全ての情報を下書きで書き込む必要はありません。

移動距離を短くする

ペンの総移動距離を短くすると、作図を仕上げる時間が短くなります。

例えば、写真のように柱を描くときは左から右に書いたら、次の通りは右から左に書いていきます。

壁を描く時も、X方向を全て書いてからY方向を書きます。

X方向は2平面同時に作成しています。

こうした小さな積み重ねが全体の作図時間を短くすることにつながります。

道具を持ち替えない

道具を持ち替えると「持ち替え時間」を費やすことになります。

極力道具を持ち替えないようにしましょう。

例えば、私は太線と細線は0.7mmのシャープペンシル1本で書き分けています。

太線は垂直に立てて書き、細線はペン先を寝かして書きます。

文字入れは別のシャープペンに持ち替えて描いていますが、まとめて文字入れをするので持ち替え回数は少ないです。

道具は定位置に置く

持ち替えするときに、道具を探している時間がかかります。

探す時間をなくすために、道具は定位置に置きましょう。

私は下のように道具の定位置を決めています。

メモ

私は定規とペンはブックシェルフ、

エスキス用紙はブックエンド、

計算機は製図台の右下、

よく使う定規(ヘキサスケール)は製図台の左側

テンプレートをなるべく使わない

テンプレートを使わないということは、フリーハンドで書くということです。

テンプレートを使うと綺麗に書けるのですが、時間がかかってしまいます。

私がテンプレートを使うのは、「柱、大梁、小梁」です。

たったこれだけです。

屋上庭園などで「直径6mの内包する円」などの条件がある場合には、テンプレートを使います。

ただし、円形の机(直径1m)とエレベータのカゴはテンプレートで書いた方が良いとも思い始めています。

理由はフリーハンドで描くといびつな形になることと、テンプレートを使っても時間がかからないと思っているためです。

家具・什器は定規で書いた方が綺麗ですが、やはり時間がかかるので

フリーハンドを多用しています。

私は以下のルールで定規かフリーハンドか使い分けています。

ポイント

1.5マスを超える線→定規

1.5マス以下→フリーハンド

フリーハンドで綺麗に描く練習をしてみましょう。

テンプレートを使わないだけで、作図のスピードはアップします。

おすすめの道具

製図を早く仕上げるためには、道具にもこだわりましょう。

シャープペンシルは製図用であれば何でも良いと思いますが、

シャープペンシルの芯は折れにくいものを選びましょう。

定規は小回りが効いて、厚みのあるものが良いです。

おすすめの製図道具を別の記事で紹介していますので、参考にしてください!

【一級建築士試験】おすすめの製図道具と買い方

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まとめ

製図を早く仕上げる方法として7つの方法を紹介しました。

地道な方法ばかりで目から鱗の方法はありませんが、全てを実践すると製図を早く仕上げることができます。

何度も描くことで、作図パターンを覚えることができます。

練習あるのみです。製図試験合格に向けて頑張っていきましょう!

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Yuko

自己投資、読書、資産形成、旅行で 豊かなワークライフスタイルを目指す 中流サラリーマン /建設業 /MEP Engineer /maneger /経営学修士MBA /大阪在住

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